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2011年 08月 11日
2011年08月10日(水)~11日(木):山行の記録
夏休みです。諸般の都合で、今年の夏は、ソロ山行に… どうせなら百名山にしよう…16座目は…苗場山。 あの1990年代のスキーブームで沸いた苗場ゲレンデの奥深くに鎮座する… とても険しい登山でした。 さすが、百名山だけあって、苦戦させて頂きました。 コース: 8月10日(水) 和田小屋下の駐車場~和田小屋~下ノ芝~中ノ芝~上ノ芝~神楽ヶ峰 ~富士見坂~雷清水~雲尾坂~苗場山 8月11日(木) 上記コースを逆に下山 距離:約12km 累積登坂標高:約1510m 路面:岩がゴロゴロ。土は滑りやすく。小規模な沢。 装備: ザック:オスプレイ・ケストレル38(S/Mサイズなので、実は36L) 小屋泊フル装備で総重量12kg位か。 何が重たいんだろう…下山後、全部バラしてみるも… 不用品無しと判断♪ 火器 :ジェットボイルPCS(1.0Lカップのセット) 食料 :ショッツ・エナジージェル(コーラバニラ) アミノバイタルゼリー ペペロンチーノ(お手軽調理もの) 衣装 :ベース=ファイントラック・フラッドラッシュスキンメッシュ アンダー=アンダーアーマー・コンプレッション長袖 ミドル =ランナーズ・オリジナル・半袖 サロモン・綿+化繊・半袖(綿混紡は、汗処理が遅い(泣)) アウター=ファイントラック・ニュモラップ・フーディ ブリーフ=モンベル・ジオライン・ブリーフ タイツ =CW-Xスタビライクス・ロングモデル パンツ =ファイントラック・ストームゴージュハーフパンツ 靴下 =クロスプロ・3Dフィッター 帽子 :マウンテンイクィップメント・ヘリウムキャップ シューズ:LOWA TAHOE GTX WXL W's 水 :ハイドレーション1.5L シトリックを500mLのボトルに溶かしたもの 初日は、炊事用で1L 報告: 計画編) テン泊で苗場山と狙ってたものの、テン泊禁止が判明。 結構、山やコースの調査が進んだ段階だったので、山へ変更することもせずに、 小屋泊とする。 小屋泊…だったら、トレラン装備+ちょっとの装備で、軽量ハイクが出来そうだ。 と、ミウォック22Lにピンチバックと雨具と着替えを詰め込んだ時点で…パンパン。 こんな軽装備で行って、万が一があったら…と思うと、迷わずいつものケストレル36L に詰め替える。 トレランのレースであれば、装備に抜けがあっても最悪はオフィシャルが何とかして くれ…ないかな。でも、何とかなるだろう。 山行では、装備のミスが…極論「致命傷」となる。 これは許されない。 8月10日(水): 深夜2時頃に起き上がり、和田小屋下駐車場に自動車を走らせる。 で、入山は午前6時30分。 いわゆる祓川ルートってやつです。 和田小屋まで歩くも、大汗。 和田小屋からは、約5km。駐車場からだと6km位か。 獲得登坂標高は、約1500mだった。 どうにも陽射しが痛い。 それでも、樹林帯に入ると陽射しは和らぐ。 しかし!今度は、歩きずらい。 岩が大きいし、木の根が張り出している。 ところどころは、沢になってて、泥のパートを踏むと足首位まで浸水する。 それでも、山頂を目指さなくてはいけないので、黙々と進む。 それでも、下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝などの湿原や休憩ベンチで癒される。 途中、木道整備のアニキに出会う。 神楽ヶ峰通過、股擦り岩を突破。 今度は下降し、雷清水を通過。 雷清水では、顔を洗っただけだったけど、冷たく心地良かった。 富士見坂やお花畑を堪能。 ここから、山頂手前まで約200m登る。 これが…一歩が大きいし、岩は滑るしきっつい。 笹で隠されてて気づきずらいけど…痩せ尾根っぽくて、バランス崩したら 滑落しそう(汗) それでも…進み… 最後の急登をクリアすると… 山頂(と思ったら、違った(汗))での写真を撮影。 ランチ後は、草原の中の木道を写真撮影しつつ散策。 途中ですれ違ったアニキには…「尾瀬よりも素晴らしい」と大絶賛。 散策にも飽きて、休憩広場で昼寝ZzzZzz 時々、雲を眺めては写真撮影。 16時頃、霧も立ち込めて来たので、ちょっとだけ池糠を眺め、小屋に戻る。 標高2000m越える池糠になんと鴨が三羽来ていたのにはビックリ。 小屋に上がり、明日の準備をしつつ夕食を待つ。 18時、夕食。焼きナスや豚汁が美味しかった…ので、二膳食べる。 この頃から外は激しい雷雨。 明日の天候が危惧される。 そもそも、日帰り圏内の苗場山に一泊で来たのは… 明け方の池糠を観てみたかったから… (でも、日帰りでは辛いっす) 21時の消灯…窓の外は雷雨。 雷雨が止んで、雲の隙間から半月よりも満月寄りの月光が差し込む。 でも、雲が立ち込め、また激しい雷雨。 ヘッ点で、もう一度、今日辿った道を思い返し、下山時に集中力を注ぐとこ を確認する。 痩せ尾根、濡れた岩。プチ沢になってるよなぁ。。。 考えても仕方無いので…小屋出発してすぐから雲尾坂に降りるとこを集中力を 高めようと決め…爆睡。 8月11日(木): 明け方4時30分に目覚めるも、外はガス。 雨では無さそうだ。 美味しい朝食頂き、衣装を決める。 上は、ニュモラップフーディで行く。 下は、ゲイター装着して、レインダンサーを履く。 朝6時40分、予定より少々早く出発。 昨日、撮影しそこねた山頂で撮影する。 気持ちがピリピリしていたので、独標のみ撮影(汗) 池糠が終わり、集中して行かなくてはいけない下降に入る。 ソロなので、黙々と歩くと気持ちが盛り上がらないので… 「集中するよ」「一歩を大切に」と卓球の試合のような感じで声を出しつつ進む。 ガスのお陰で高度感は薄いけど…でも、高いとこにいるのは間違いなし。 慎重に歩く。 で、集中力を最大限に発揮する区間終了。 でも、下山までは…帰着するまでは…緊張の糸は切らない。 下山の道は、昨夜の雷雨のお陰でプチ沢になっている。 出来るだけ岩から岩へと歩く。 標高が1400mになってゲレンデに出た時は、安堵した。 和田小屋着が、9時50分。休憩込みで、約3時間20分。 和田小屋前でブーツを洗ったりした後、約20分掛けて舗装道路を駐車場に戻る。 無事、下山。 苗場山…手強かったけど、楽しかった。 苦手な岩の道の下りも少しは要領を得た…かな。。。 着替えて、温泉で汗を流して、無事帰着です。 あ!顔が有り得ない位に、真っ黒に焼けてしまいました(汗) 追伸: 和田小屋下の駐車場に戻ると、家族連れのお父さんに声を掛けられた。 これから、奥様と娘さん(小学校中学年位か)姉妹を連れて山頂ヒュッテに 登るとのこと。 「素人でも大丈夫か」と聞いて来る。 回答に窮したので… 「私は、登り4時間掛かりました。コースは沢みたいな感じです」と。 更に…地図を用意していないとのことだったので… ご家族の山行の無事を祈念し、私が使っていた地図を差し上げた。 いや、昨日も…15時に山頂ヒュッテを下山して行った家族連れがいらっしゃいました。 日没、天候の急変…不測の事態は描いてないのか… ちょっと考えさせられました。
by bfz
| 2011-08-11 18:52
| 山、トレイル(歩・走)
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Comments(8)
bfz様
こんばんは、御無沙汰しております。苗場山の風景素敵ですね、妙高の湿原もきれいなところでした。妙高山頂までは急登の連続で大変だったことが印象に残っています。 私は尾瀬に先月行ってきました。至仏山も夏の花で美しい景色が展開していました。花の名前ですが最初の黄色いユリのような花はニッコウキスゲです。尾瀬にも湿原に群落を成して一面に咲いていました。 一番下の薄茶色のひげのようなものはチングルマです、白い花が終わった後の姿ですね。 私は盆休みに今年も燕岳に出掛けます、もし御会い出来ましたらよろしくお願いします。
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ロラおとこ
at 2011-08-12 17:00
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あにきお疲れ様でした。先日の蝶ケ岳テント二泊が12kgだったんですが、あにきの荷物ってなにか凄いものが入ってるんでは????
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atmos
at 2011-08-12 22:36
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bfz at 2011-08-13 16:20
ころぼっくるさん、
どもです。ご無沙汰しております。 (高山植物のご教授もありがとうございます(汗)) 尾瀬の記事は、興味深く拝読しておりました。 去年秋に至仏山に行ったので、今年秋は燧ヶ岳行ってみたいと企んでます。 そうそう、妙高の湿原も綺麗なのですね。 どこの山も、絶景を観るためには急登があるのですね。 私の盆休みは14日で終わってしまいます。 今年の夏の燕岳ではお会い出来なさそうですが、どこかの山でご一緒したい ですね。 どうか、宜しくお願いします。
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bfz at 2011-08-13 16:22
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bfz at 2011-08-13 16:24
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ロラおとこ
at 2011-08-22 16:51
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あにき、ザック重量について重大な事実が判明しました(in涸沢)。
ズバリ「行動食用のゼリー類が一番重い!」のでした。 興行社関東支部で重量対カロリー比を検証したところ、 カントリーマームとかトラディショナルなカロリーメイト ブロックがぢつは重量とカロリーのバランスがもっとも 良好であったと。
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bfz at 2011-08-22 22:05
ロラあにき、涸沢山行、お疲れ様でした。
ザック重量の件…実は、昨夏、同じことを感じまして… ゼリーからジェルに変更(同じか(汗))していたとこでした。 カントリーマーム、カロリーメイトブロックの「乾き物」が良好と 貴重な情報ありがとうございます。 か退院殿の、ザックの中身リストなどは山行にさせて頂いて おります。
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