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2013年 08月 07日
2013年7月24日(水):
イタリアの朝です。 朝食はやはりバイキング。 生ハムもチーズも数種類あって、どれも美味しい。 ホテルオーナーの奥様が菓子学校で学んだことがあるようで、 ケーキも美味しかった。 あ!オニオンのオムレツのようなものは、白御飯で食べたい 逸品でした。 8:30頃に、現地ガイドのマリオさんがフォルクスワーゲンの バンで迎えに来て下さった。 シャモニでのビアさん同様、日本人をガイドするのは初めて とのことです(なので、日本語は通じない) 今日は、モンブラン南壁を観ながらイタリアとフランスの国境近く まで…ヴェニー谷を歩く、ランチは折り返し点のエリザベッタ小屋で田舎 料理を楽しむ…そんな予定。 で、メンバーを乗せたバンは、一路山道を登りビセイユへ向かう。 途中、大きなキャンプ場があったりして… 山間から雪渓・氷河が覗いたり、景色が「大規模な上高地」な感じ。 そうそう、宿が同じだったMTBer集団は、ここの登りで頑張ってました。 で、バスだったらビセイユで下車だけど、バンなのでもう少し奥 まで行ってそこで下車。 地図を広げて、今日のコースのインスペクションを… この辺りは…シャモニを抜けて、イタリア国境を越えて…トップランナー なら明け方頃に差し掛かる辺りか…コンバル湿原のとこの直線は間違い なくコースだし…その湿原の真ん中辺りから斜めに登ってクールマイユール に向かうのも間違いないと思う… 歩き出しは、ほんの少しトレイルに入ったけど、すぐに舗装路。 ゆっくり登る。振り返ると「Dent du Geant」が覗いている。 氷河の話、植物の話などしつつ… クライミング大会の参加賞Tシャツだった… そのことを突っ込んで、更に嫁がクライミングのトレーニングを しているってなことを話したら、凄く喜んでくれて… 「岩」の話題まで…「これは掴むともろい岩」「これはボルダリング出来そう な岩」とか「この岩の色とこの岩の色は違うから、こっちは氷河で流されてきた」 とか… マリオさん、初めての日本人に積極的に話し掛けてくれるので、こっちも嬉しい♪ なんとかサバイバルな英語で会話を盛り上げてみる。 左手の斜面を振りかえるとクールマイユールからのロープウェイの駅舎が。。。 標高2500m位。冬になると、あそこからBCなスキーヤーが、ここヴェニーの谷に 向けて滑り降りて来るとのこと…それはそれはエキサイティングな!!! ほどなくして、コンバル湿原へ。 そして、ここの直線道路は第2次世界大戦の軍事用として開発されたようだ。 ふとマリオさんからモンブラン方面の斜面を指差され「見える?小屋?」と… 3500m付近に建設されている「定員:6人」の小屋だそうで… ホントにホント定員6人とのこと。 (興味のある方は、bivacco craveriで画像検索を♪) 確かに断崖絶壁なとこにある…「夜のトイレ」が怖いらしい…滑落か… もしマリオさんが小屋に着いた時に、小屋内に6人いたらどうすんの?!と 聞いたら…「Outsideがあるじゃん」と言われた(汗) こ、こいつ…(爆) で、エリザベッタ小屋への最後の登り。標高差にして200m位だろうか。 数人のMTBerにアレーアレーと声援して、今日はメンバーと共に景色を楽しみ つつ登る。 そして2195mの小屋到着。 ここの小屋では、宿泊も出来るし食事も出来る。 乾いてて冷たい風が心地良い。 小屋のちょっと上横の斜面は、クライミングスクールの岩場とのこと。 ポモドーロのパスタ、ポレンティ、ソーセージのトマト煮、牛肉とオニオンに 煮込み、牛肉と野菜のワイン煮などなど… シャモニから薄々気づいていたのだけど…パスタと言ったら、カフェのメニューで ポモドーロとカルボナーラしか見かけていない… マリオさんにパスタソースってどんなの使ってるの?と聞いたら…トマトか ソルトのシンプルなのが基本って言ってた。 もしかしたら…渡り蟹を乗せてしまったり、チキンを乗せてしまったり、コテコテ の味にしているパスタったのは…「日本料理」では。。。勉強になりました。 イタリアと言えば…自転車のパーツの重さで適当なことは周知の事実。 ここの小屋でも適当さ炸裂♪ 乾杯の飲み物に、缶に入ったレモンスカッシュをオーダー…冷蔵庫でキンキンに 冷やし過ぎてて…5本とも中身が凍結してましたさ(汗) ま、ま、そんなこんなでランチを楽しむ。 小屋のデッキからは明日歩くアヌーバの方面が臨める。 あの先のフェレ峠がスイスとの国境だ。 小屋の裏には…慰霊碑が立ってた… us air force云々と…この上の氷河に米空軍の輸送機が墜落したことがあって、 その慰霊碑とのこと。そんなこともあったのか… しばし下って。氷河のこと、地形のこと、高山植物のことなどなどを説明して もらいつつ、来た道を歩く。 TMBの標識。ここを登って峠越えると… なんとなく地形が繋がって来た。 マリオさん自身も、モンブランやジョラス始め、この辺りの山は制覇している。 どんな技術が必要なのかは…核心に行くまでは巻き道を使うことが多いようで、 山歩きの基本的なことが出来れば問題なし。ただ…頂上直下の核心のとこでは ロープクライミングの技術が必要になるとのこと。。。。 そんな話しをしたり、日本の暑さ自慢をしたりして、無事駐車場到着。 (この日は、GPSの電池が切れてしまいまして…ログも消えた(汗) ホテルに着いて、軽く着替えて、洗濯したりして… で、街に繰り出す。まずは、街のスーパーカルフールエクスプレス。 で、メインストリートへの坂を登って行く。 今夜の夕食は各自なので…それにしても、まだ時間が早い。 2件の登山屋を覗いたり、本屋、文房具屋、食品店、自転車屋まで除いてみる。 こういう、知らない街での徘徊も楽しい。。。 でもまぁ、腹も空いたし飯にすることにする。 店員と話すとディナー営業は19:00からとのこと。ま、生ビイルでもしばきつつ 待つか…と再度、飲み始める。 店員に、戻れたら戻って来るからと言って、生ビイルの会計をしてもらって、 速攻でスーパーへ行って、水とスポーツドリンクなど明日必要なものを購入。 改めて、飯屋を探しつつ歩いて来ると…結局、さっきのカフェに到着。 店長に、戻って来たよ!って言うと、とても喜んでもらえたのが印象的♪ で、私は…ラザニアをオーダー。ついでに…生ビイルも(汗) 周囲のテーブルに運ばれて来る巨大料理にビビリつつ…ラザニア登場。 あ、ちょっと大盛りだけど何とかなるサイズ。 ホテル戻って、バブルバスに浸かって…風呂上りは炭酸水だけで爆睡ZzzZzz あとがき: 正直、谷を歩くのってどうよ?!シャモニ山群での歩きと比べて地味?と 先入観を持ってましたが…改めて写真を整理してみると…違う。絶景だ。
by bfz
| 2013-08-07 22:34
| Mont-Blanc
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Comments(8)
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赤スコット
at 2013-08-08 06:57
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こちらも素敵な所ばかりですね。
ビールがうまそうです。
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いかいか
at 2013-08-08 14:55
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今年はUTMBの生中継を見ると一層楽しめますね(ライブ中継があるのかはさておき)。もちろん、ビールをしばきながら。
天気のせいもあってか、景色があきませんね。一方、全く、コンクリートジャングルのTokyoといったら・・・辟易します。。。
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bfz at 2013-08-08 23:08
赤スコットさん、どもです。正直、谷を歩くって地味な印象だったのですが…谷の定義やスケールが違ってました(汗)
ビールは…スーパーで買うと、冷えた330mLが1EURでした。カフェでの中ジョッキは600円位…アルコール分4~4.5%で軽くて美味しいです。
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bfz at 2013-08-08 23:10
いかいかさん、どもです。ライブ中継があれば、UTMB堪能したいです。今は、時間があれば過去のDVD2枚を交互に…(笑)当然、ビールも忘れずにですね!ほんま、天候に恵まれ、どの景色も綺麗です。写真は…私のと嫁のと混在でアップしてますが…このコンバルの写真は読めのナイスショットが目立ちました!
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atmos
at 2013-08-08 23:57
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ヨーロッパで第二次世界大戦のとか聞くとほんとに世界中で戦争が行われていたんだなぁとドキッとしました
コテコテパスタは日本食だったんですね(笑) いいパスタには塩とオリーブオイルが合うってことで今度シンプルなパスタにもチャレンジしてみたくなりました
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bfz at 2013-08-09 00:34
atmosさん、どもです。ヨーロッパ戦線だと、ドイツの電撃戦でポーランドに一気に攻め入ったのがトリガーだったかなと記憶してます。で、独と伊の独裁に、太平洋で開戦した日本が加わって…有色人種嫌いなドイツが良く日本人を受け入れたな!って理由もあるんですが、それはまたの機会に…一時は優勢だった独伊も、やっぱり独裁国家だった訳で、その辺りに付け入る隙があったのかもですね。あの尊い生命が犠牲になっているから…今の平和があるんですよね。感謝です。
あ!コテコテパスタは日本料理みたいですね。私も、簡単なトマトでポマドーロに挑戦してみます。
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炭巨人
at 2013-08-09 07:07
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なんだかんだ言って、ほぼ毎日山を走ったり歩いたり・・・しばいたりですよね?
やっぱ相応の体力や、歩きの技術が必要なんでしょうね?
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bfz at 2013-08-11 21:12
炭巨人さん、どもです。はい、この充実のツアーでした。山を歩いて、走って…しばいて…
このツアーに関して言えば、基本的な山歩き経験があれば問題ない行程です。もちろん、SR600を征してしまう炭さんでしたら全く心配ないです…是非!!!
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