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2013年 04月 29日
2013年4月28日(日):
山岳会の会山行です。 向かうは…谷川岳。 ロープウェイで天神平まで行けるので厳冬期以外は観光地的な場所。 自分が持つ印象は…やっぱり、魔の山です。 何人ものクライマーが墜落死をしたり、厳冬期の遭難事故など… 単独では近寄れる山では無いというイメージでした。 そんなイメージを抱いていたし、4月は体調も悪かったしで、当初を 早々に不参加を表明してました。 が、ここ数日の急速な体調回復もあって、25日晩に参加表明となりました。 ●コース: 距離:6.63km 累積登坂標高:812m(ログ値が誤差大で、ヤマレコよりデータ頂きました) 総行動時間:6時間41分(各種雪上訓練時間も含む) 充実感と心地良い疲労感に包まれ帰路の自動車の窓から振り返ると 「猫(谷川岳)」が「また来いよ」と見送っているようでした。 ずっと抱いてた暗く厳しい「猫」の表情が少しだけ優しく感じられました。 朝8時30分、天神平駅を出発。 腕時計とGPSの高度計を校正したり、コンパスで進むべき方向を確認したり、 出発前の儀式を完了させる。 ちょっと前まで、自分とは無縁と思ってた12本爪アイゼン装着。 手にはピッケルも。 水上の街は小雨だったけど、天神平は曇天時々雪。時折、強烈な北風が容赦 なく吹き付ける。 今回のパーティは4名。私は隊列の最後尾で歩を進める。 せっかくの上州・越後の山容の絶景も雲に阻まれ、真っ白。 そうこうしていると渋滞発生。 トラバースとのこと。木の枝も邪魔そうだ。 トラロープはあるけど、足場は悪いし落ちたら危険。 会長から「ロープ」と声が掛かり、各自10m補助ロープを用意し3本連結。 会長がセルフビレイを設置後、嫁をブーリンで確保して先に降ろす。 「はい、ロープしまう」会長から声が掛かる。 (…あれ…俺の確保は…) で、会長、Hさんとクリアして下り、最後に俺。 あ…苦手な斜面だ(冷汗) ピッケルを背中に差して両手使える状態にして、アイゼンの爪と岩で滑らない ようにトラバースしてクリア。 ました。 その後は緩斜面や樹林帯の片斜面を中心に歩く。 時々、立ち止まってはコンパスで地図読みの練習(GPSでのカンニング禁止♪) で、2.7km程度で熊穴沢避難小屋に到着。 「ここから登りが厳しくなるよ」と別のパーティのアニキに声を掛けられる。 ピッケルを持っていても、使えなくちゃダメ! ということで、これは反復練習が必要。 登り斜面は直登に近い感じで、次第にきつくなって来る。 山は2月下旬の湯の丸以来だし、4月は休養だったし… トレースは付いてるけど、足は重たい。 でも、この乱れない、確実、しかも力強いペース!に助けられました。 俺単独行で、いつもの高心拍ペースで登ってたら確実に足が終わってた。 すごく基本的なことですが、一番勉強になったことでした。 天狗の溜まり場、懺悔岩を順調に通過するが…相変わらず視界は真っ白。 風も強烈だ。耐風姿勢をとらないと吹っ飛ばされそうなことも… 肩の小屋まで、500m位のはずだけど…視界20m位か。 ホワイトアウトが来るのか…やっぱり魔の山だ… 下って来る登山者数名は、視界が悪過ぎるので小屋手前で帰って来たとか 言うし。 そんな視界の中、コンパスで地図読み。 高度計で自分の位置を割り出し、地図上の現在地と目標にセット。 カプセルを回して地図の磁北線にカプセルの中の印刷の北を合わせる。 身体正面にコンパスを持って、磁針を印刷の北の合わせるとその先が目標。 時折、コンパスで進むべき方向を確認し歩を進める。 真っ白な視界に薄っすら小屋が見えた。ここで、再度コンパスを出す。 今度は地図は使わない。 身体正面でコンパスを持つ。小屋の方向にコンパスの矢印を向ける。 この状態でカプセルに印刷の北と磁針の北を合わせる。 このカプセルに印刷の北と磁針の北をズラさないように、コンパスの矢印 方向に進む。真っ白景色な中の肩の小屋到着。 写真では、印刷の北と磁針の北がちょっとズレてますな(汗) 10分程度でトマノ耳到着。 記念撮影して、今度はコンパスのバックベアリングで小屋へ下る。 早くも2度ほど捻る。ハイカットのブーツなので怪我には繋がらないが、 慎重に下山しようと心する。 小屋に付いた直後に強風に雲が煽られ青空が覗き、仙ノ倉・平標山方面が 開けて来る。これは絶景だ。 ゆっくり下り始めると、更に風が強まる。小さな竜巻も数個発生したり、 まさに大自然の脅威を体感する。 それでも、その強風のお陰で雲が一気に流され右手に仙ノ倉・平標山。 正面から浅間山、榛名山、赤城山が裾を引いて。 左手に皇海山、日光白根、至仏山、会津駒ケ岳…大絶景だ。 ここでカレーパンとアップルデニッシュを食す。 20m程度の少しきつい斜面に滑り台を作って、滑落停止訓練。 私、運動神経が無いのでやっぱり苦手だ。 3度目だったか…やけに勢いが付いて、イレギュラーバウンドして全く 止められず。これが本当の滑落だったら逝ってましたさ(汗) (滑落停止、キックステップでの登り・下り。トラバース。耐風姿勢を 復習しました) で、15時15分頃にロープウェイ駅に到着。 44歳を直前にして、とてもとても有意義な残雪期の谷川岳を楽しめました。 いや、正確には楽しいだけじゃなく、コンパスワーク・読図・滑落停止など の訓練。魔の山・谷川岳の気象条件の厳しさなどなど身を持って勉強出来ま した。 ●自分の備忘録: 装備: ザック:オスプレイ・ケストレル38(S/Mサイズなので、実は36L) 火器 :持たない。 食料 :ショッツ・エナジー・ジェル X 3個(総手持ち数は8本位か) カレーパン、アップルデニッシュ サーモスにホットシトリック350mL(全飲み) 水・ハイドレーションに1L(500mL飲む) 衣装 : ベース=ファイントラック・フラッドラッシュスキンメッシュ アンダー=ファイントラック・メリノスピンサーモ・長袖 ミドル =ファイントラック・ドラウト・ソル・長袖 ミッドシェル=ファイントラック・ニュモラップ・フーディ ブリーフ=モンベル・ジオラインLW タイツ =ワコールCW-X・スタビライクス・ロング パンツ =ファイントラック・ストームゴージュパンツ アウター上下=ファイントラック・エバーブレス・ブリオ 靴下 =ファイントラック・スパイルフィルソックスEXP 帽子 =ファイントラック・メリノスピンサーモ・バラクラバ モンベル・ワッチキャップ グローブ=ファイントラック・エバーブレス・スノーグローブ シューズ=LOWA TAHOE GTX WXL W's+スーパーフィート青 ゲイター=モンベル・アルパインゲイター アイゼン=カジタ・モンベル・LXT-12WIDE(12本爪アイゼン) ピッケル=カジタ・モンベル・グレイッシャー60cm 装備: ツェルト=アライテント・スーパーライトツエルト 装備を削ったので…ザックは軽いけど…終始アイゼン装着だったので 疲労感はそれなりに大きかった。 アンダーとミドルが厳冬期の装備であった為、登りの途中で湯気が上 がるのではというくらいに汗ダラダラ。 ただリンクベントは開放していたので、本人はそれほど暑く感じてな かった。
by bfz
| 2013-04-29 19:37
| 山、トレイル(歩・走)
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Comments(2)
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